全ての子育ての悩みはコーチングで解決できる!

正解の無い子育てに悩みは尽きませんよね。この先も悩みが無くなることは無いでしょう。

1人で抱え込んで育児に疲弊してしまう前に、一度「チャイルドコーチング」という考え方を知ってみませんか?

きっとチャイルドコーチングはあなたの子育てを今までよりも楽しいものに変えてくれるでしょう。

子育ての悩みが解決するコーチングとは

子育ては楽しいですか?

もし、この質問に”楽しいです”とすぐに答えられないなら、チャイルドコーチングがあなたの子育ての悩みを解決してくれるでしょう。

まず初めに『チャイルドコーチング』という言葉を初めて聞いたという人がほとんどだと思うので、『チャイルドコーチング』とは何かを紹介していきます。
チャイルドコーチングとは、子供(4歳〜18歳)を対象にコーチングを行うことです。
今度はコーチングって何?という人も沢山いると思うので『コーチング』について簡単に説明していきます。
コーチングとは、主に”傾聴”、”承認”、”質問”というコミュニケーションを通して、
相手のやる気、自発的な行動、潜在能力を引き出して、自分の力で夢の実現や目標の達成をサポートすることです。

コーチングに期待できる成果

では、実際コーチングを受けることで子供たちにどのような成果を期待できるのかというのを、
コーチングの哲学が根付いているオランダを例に伝えていきたいと思います。

オランダでは、教育のベースにコーチングを利用しています。
例えば、進学する学校は自分で選び、勉強する内容も自分で決めます。
ひとつのテーマに対して、皆が同じ方法で一斉に取り組むのではなく、沢山の方法の中から、個々の能力に応じた学習をします。
一週間の時間割を自分で決め、どの課題をいつまでに終わらせるのかも自分で決める学校もあるようです。
当然、子供が自分で立てた計画では、上手く課題をこなせない場合も出てきます。
しかし、「これでは上手くいかなかった」と自ら経験することが大切で、そこから段取りを学べます。
さらに、計画や課題に対して評価をつけて、振り返りをするのも子供たち自信です。
全てにおいて子供たちが主体的に考えます。
このように、オランダではコーチングを取り入れた教育が徹底されているため、
「自分はダメだ」「何をやりたいか分からない」という自己否定や不安を感じる子供がとても少ないようです。

実際に、ユニセフの「先進国における子供の幸福度調査」によれば、オランダの子供たちの主観的な幸福度は高く、
実に95%の子供たちが「自分は幸せだ」と回答しています。
これは、オランダのコーチングを取り入れた教育が子供たちの自己肯定感を高め、自分軸を育てるのにうまく機能しているからだと考えられています。
そして、このコーチングを取り入れた教育は、なんと4歳から始まるそうです。

このように、子供の頃からコーチングを受けることで期待できる成果はとても多く、
特に自己肯定感の向上、失敗を恐れない心の余裕、課題に対して自力で考え抜く力、計画を立てたり段取りを組む思考力、結果に対しての振り返りや次に活かす改善行動の習慣などが身につき、
それが『自分軸』を育てていくことになります。

では、チャイルドコーチングがどのようにしてあなたの子育ての悩みを解決してくれるのかを、
よくある子育ての悩みを例に考えていきましょう。

子供が言うことを聞いてくれない

「子供が全然言うことを聞いてくれなくて困っています」と言う声をよく聞きます。
まず、大前提として子供は親(大人)の言うことを聞きません!子供は親(大人)の真似をします!
だから、子供が言うことを聞かないことは普通なんです。なので、特に悩む必要はありません。
それだと困る!という方にチャイルドコーチングの出番です。
チャイルドコーチングといってもやることは”傾聴”、”承認”、”質問”の3つです。
では、どうやってコーチングで”子供が言うことを聞いてくれない”という悩みを解決するのかを話していきます。

例えば、子供が言うことを聞いてくれない場面として、
いつまで経っても宿題をやろうとしない、遊び(ゲーム)をやめない、お風呂に入ろうとしない、寝ようとしない、学校へ行く準備をしないなど、日々の生活の中でたくさんあると思います。
ただ、これら全て親が自分の都合よく子供を動かそうとしているということに気づいてください。
そして子供には子供の予定があります。
なので、子供からすると、親が自分の予定を無視して親の都合のいいように、「あれしなさい、これしなさい」と命令してきていると感じます。実際にその通りなんですが。
これだと、人が勝手に決めた予定を無理やりやらされていることになります。
そんなのは、子供じゃなくても誰だって嫌ですよね。言うことを聞く気にもなれません。

では、どうすればいいのか?それは”自分で決めさせる”です。
子供に”質問”をして子供に決めさせましょう。
何時から宿題を始めるの?今日は何時まで遊ぶの?何時からお風呂に入るの?何時までに寝るの?何時までに準備を終わらせるの?といった具合に、
子供が自分で考えて決めるように質問をしていきましょう。
もちろん期待していた答えは返ってきません。それでも絶対に否定してはいけません。
子供の意見は必ず”承認”しましょう。
そしてまた”質問”をして子供に考えさせて子供に決めさせます。
それをまた”承認”して、また”質問”をする。それを繰り返して子供が最善の答えを出せるように導いてあげましょう。

子供が勉強をしてくれない

「子供が勉強をしようとしません」「子供に勉強させるにはどうしたらいいですか?」
これもとてもよく来る相談の一つです。
そしてこれもまた初めに伝えておくことがあります。
そもそも子供は勉強をさせようとしても勉強をしません。
なので、子供にいくら勉強をさせようとしても、子供が自主的に勉強をすることはありません。
そして、これも普通のことです。
ただし、興味のあることは自主的に学ぼうとします。

では、なぜ子供はいくら言っても勉強をしないのか?
それは、子供は勉強をする目的(理由)を持っていないからです。
大人になってから勉強をするときは必ず目的があるはずです。
免許を取るために教習所で勉強する。
資格を取るために資格の勉強をする。
出世がしたいから営業スキルや仕事の成功術を勉強する。
恋人が欲しい、好きな人ができたから、異性のことを知ろうとする。心理学を学ぼうとする。
収入を増やしたいから、お金の勉強や投資を学ぼうとする。
など、人は目的があって初めて行動ができます。

では、子供が勉強をするようになるには、子供に勉強する目的を与えてあげればいいのかと言うと。
その通りです。が、気を付けないといけないことがあります。
それは、”報酬を与えることで子供を動かす”ということです。
「テストで何点以上取れたら〇〇を買ってあげるから頑張りなさい」や「これをやったら、これができたら、お小遣いをあげる」などの、
報酬を与えることで子供のやる気を出させようとすることは、子供から本来の喜びを奪う行為です。
たまにならまだいいかもしれませんが、常習化してしまうと、報酬がないと頑張れないようになってしまいます。
なので、報酬を与えることで子供に勉強させようとすることはやめてください。

また、勉強する目的として「いい学校に入るため」や「いい会社に入るため」というように子供に伝える人もいますが、これでは子供は自主的に行動しません。
なぜなら、「いい学校に入る」や「いい会社に入る」は目的ではなく、数ある手段の一つに過ぎないからです。

さて、ではここから子供が自分から勉強をするようになる方法を伝えていきます。
まず、子供に勉強するように言うのを辞めましょう!
もちろん、そんなことをしたら子供は勉強をしません。
でもここは、グッと我慢です!
そして、ただただ自分の子供を信じましょう。
そのうち子供が自分から勉強や宿題をやりだす時が必ずきます。
この瞬間を絶対に見逃さないでください。
子供が自分から勉強を始めた時に、しっかりと声をかけてあげましょう。
この時にどんな言葉をかけてあげればいいかというと、
「言われなくても勉強できるようになったね」や「自分から勉強をしてくれて、お母さんすごく嬉しいな」など、
子供が何も言われなくても自分から勉強をしてくれることが、とても嬉しい気持ちになることを何度も伝えましょう。
なぜなら、これが子供の目的になるからです。

初めに、子供が勉強をするようになるには、子供に勉強する目的を与えてあげればいいと言いましたね。
そもそも人は、誰かを喜ばせたい生き物なんです。
特に身近な存在、親、友達、恋人を喜ばせたいんです。
そして、子供からしてみれば、親に喜んでもらえることは、とっても嬉しいことなんです。
また、子供は自分のことを、いつも見ててもらいたいんです。気づいて欲しいんです。
なので、子供が行動を起こしたときに、毎回ちゃんと反応をしてあげることで、子供は自分のことを見てもらえているという安心感を得ることができます。
さらに、子供の自発的な学びへの行動が、親にとって嬉しいということを伝えてあげることで、人を喜ばせるという喜びを学ぶことができます。

この自発的に勉強することで、喜んでもらえるという喜びと、見ててもらえるという安心感が、子供にとっての勉強する目的になるのです。

ちなみに、子供がなかなか自分から勉強を始めようとしないのであれば、親であるあなたが子供の前で勉強する姿を見せましょう。
もう一度言います。子供は親(大人)の言うことを聞きません!子供は親(大人)の真似をします!
あなたが日々勉強(何かを学ぶこと)をしていれば、子供は必ずあなたの真似をして、自ら勉強をやり始めます。
ただ、勉強をすると言っても1時間も2時間もする必要はありません。10分、15分程度で十分です。
大事なのは『毎日やること』と『楽しんでやること』です。

気を付けたいのは、あなた(親)が学ぶことを全くしていない状態で、子供に対して勉強をするように言ってしまうのは、
自分はやらないのに人には求める ということを無自覚に子供に教えてしまっているということです。
そんなことを子供に学ばせるくらいなら、何も言わない方がまだマシです。

子供の考えていることが分からない

「子供のことがわからない」と悩むことは誰にでもあることです。
結論から言うと「わからなくて当然です」
例え親子といえど、子供は”自分とは別の人格を持った他人”です。
そもそも「わかる」とはどういう状態のことでしょうか。
相手が自分の思った通りの行動や考え方をしてた時に、相手のことを「わかる」と感じるのではないでしょうか。
つまり、自分の想定内の反応であれば、相手のことが「わかる」と感じることができるのでしょう。
なので、相手のことが分からないというのは、自分の想定外の反応をされた時に感じます。

しかし、他人が想定外の言動をして、相手のことが「分からない」と感じることがあっても、悩むことは少ないでしょう。
では、なぜ子供のことが分からないと悩んでしまうのか。
それは、子供の考えや行動に「納得がいかない」からではありませんか?
子供に対して、自分の納得のいく考えや行動をしてもらいたいと、無自覚のうちに思っていませんか?
ただ、子供が親の思い通りの人間になることはありません。
なぜなら、子供にはあなたとは違う人格があり、価値観があるのです。
子供に自分の考えや思いを求めている間は、「子供のことが分からない」と悩み続けることになります。

この状態もコーチングで解決していきましょう。
ここで重要なのは、コーチングの”傾聴”と”承認”です。
そしてもう一つ、一番大事なのが『絶対に否定しない』です。
まずは、子供の考えや意見をしっかり聞きましょう。
絶対に否定してはいけません!子供が話している時に口を挟むのもダメです。
そして、子供の考えを受け止めてあげましょう。
こういうコミュニケーションを出来るだけとっていくことで、「子供のことは分からない」ということが「分かる」ようになります。
この状態を受け入れることができるようになると、「子供のことがわからない」ということで悩むことはなくなります。
ここまできて初めて子供のことを知ることが出来るようになります。

チャイルドコーチングを学んでみる

チャイルドコーチングは、他にも「子供に対してイライラしてしまう」や「子供との接し方が分からない」など、
子育ての色々な悩みに対して有効な手段になります。
そして方法としては、コーチが直接子供にコーチングを行う方法と、
親がコーチからチャイルドコーチングを学んで、親が子供にコーチングを行う方法があります。
または、両方を同時に行うこともあります。

子供の年齢や抱えている問題にもよりますが、
おすすめしたいのが親であるあなたがチャイルドコーチングを学んで、あなたが子供にコーチングを行う方法です。
なぜかと言うと、やはり親という存在は特別であり、子供にとって良くも悪くも、最も影響力を持った存在だからです。
あなたの普段の行動が、態度が、子供にかける言葉一つ一つが、子供の人間性や人生に大きな影響を与えます。
また、コーチングを学ぶことは自分の人生を豊かにしてくれます。
コーチングを学ぶ上で、特別な才能や難しい知識なども必要ではないので、どなたでもコーチングスキルを身に付けることができます。

チャイルドコーチングをもう少し詳しく知りたい方は、こちらもご覧ください。

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